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 イギリス気象庁、風力発電所別の風況予報サービスを提供開始

発表日:2011.10.11


  イギリス気象庁は、風力発電所別の風況予報サービスの提供を開始した。このサービスは、発電所周辺の地形に大きく左右される風力発電に対して、短期の発電量を正確に見積もることができるよう、柔軟かつ信頼性の高い30分ごとの予報を6日前から提供するもの。予報には、地表データを高分解能モデリングで解析するイギリス気象庁の統合モデルを利用する。イギリス気象庁は「気象科学の中核を成す風に関する気象庁の専門知識を利用して、風力発電に貢献するサービスを提供することはたいへん喜ばしい」とし、「この風況予報の情報を利用することで、発電業者は発電量を最大化しつつ、不正確な発電予測によって不足分の発電や他所からの買電を迫られるリスク、あるいは賠償のリスクなどを最小化することが期待できる」と述べている。風力発電業界に向けて提供している別の2つのサイトと合わせれば、発電所建設地の選定から開発、運転に必要なあらゆる気象情報を得ることができるという。

情報源 イギリス気象庁(MetOffice)  プレスリリース 
国・地域 イギリス
機関 イギリス気象庁(MetOffice)
分野 環境総合
キーワード 風力発電 | リスク | イギリス気象庁 | サービス | モデル | 高解像度 | 地形 | 風況予報
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