欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH規則およびCLP規則に基づいてこれまでに届出のあった化学物質の分類表示インベントリをウェブサイト上で公開した。これにより、9万種以上の物質の分類表示が閲覧可能になった。インベントリの公開は、化学物質の有害性に関する透明性向上に向けた重要な一歩で、CLP規則に盛り込まれている重要事項である。インベントリでは、分類方法など各企業から提出された様々な情報を、ECHAで手を加えることなく、そのまま提供する。透明性を強化することで、取扱従事者や消費者に有害化学物質に関する情報を効果的に伝達することができるという。また、これまで同一物質でも企業により異なっていた分類表示方法を統一するため、EHCAは、企業間の合意形成に向けた議論の共通基盤としてインベントリのデータを活用することを奨励しており、企業間で連絡を取り合うためのITプラットフォームを構築し、合意への機会を提供する。ECHAは、掲載データを定期的に更新し、検索機能を継続的に向上させていくとしている。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース 欧州委員会 プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 企業 | インベントリ | 合意形成 | 有害性 | 分類 | CLP規則 |
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