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 EU、新CLP規則下での有害化学物質の分類・表示の届出は300万件超に

発表日:2011.01.04


  欧州委員会は、EUの化学物質分類・表示・包装への新規則(新CLP規則)の下、有害化学物質の分類・表示に関する企業の届出が、300万件を超えたと発表した。CLP規則は、人の健康と環境を守るために化学物質の危険性情報をすべての関係者に伝達することを目指すもので、新たに、分類・表示方法における国連世界調和システム(GHS)との統一を図っている。化学物質の危険性の判断には分類が必須であり、分類に応じて表示ラベルに記載すべき内容が決まる。届出を受けた欧州化学物質庁(ECHA)は、今回のデータを用いて、世界調和システムにのっとった初の欧州有害化学物質分類表示インベントリを作成する。新CLP規則は、2010年12月1日以降、EUで化学物質を市場投入する企業に対して、化学物質を特定の有害等級・カテゴリーに分類し、ECHAへ届け出るとともに、すべての使用者に情報が確実に伝わるような適切な危険性表示・警告表示をするよう義務付けている。REACH規則と異なり下限数量の規定がなく、届出義務は中小企業にも課されている。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 欧州委員会 | EU | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | インベントリ | ラベル | 世界調和システム | CLP規則
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