イギリス環境・食糧・農村地域省のスペルマン環境大臣は、ダーウィン・イニシアティブの33の新規プロジェクトに、総額850万ポンドを拠出すると発表した。ダーウィン・イニシアティブは、イギリス政府による生物多様性保全プロジェクト助成制度で、環境保全への資金的余裕のない貧しい国々における、貴重な野生生物の保全や地域住民の環境意識向上を支援している。1992年のリオ地球サミットでの設立以降、これまでの20年間で8800万ポンドを拠出し、専門家を派遣する等、150の最貧国の762のプロジェクトを支援してきた。今回の新規プロジェクトのうち、ミャンマーでのプロジェクトは、2010年に同国北部で発見された新種のシシバナザル属のサルを保護し、周辺住民が狩りに頼らず生活できるよう支援するという。またリベリアでは、内戦で途絶えた野生生物保全に関する調査・教育インフラを再生し、同国に生息する絶滅危惧種コビトカバ等を保護する次世代専門家の育成プロジェクトを、エチオピアでは、野生コーヒー林保全プロジェクトを実施するという。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 野生生物 | 助成 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | ダーウィン・イニシアティブ | 最貧国 | シシバナザル | コビトカバ | 野生コーヒー |
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