イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、田園地域管理スキームのもと、イギリスの田園を保護するため、新たに2種類の助成金の申請を受け付けると表した。1つは、生垣や石垣を回復させることで野生生物や景観を保護するための助成金で、農家を対象に最大5000ポンド提供する。もう1つは、植樹や雑草除去によって若木を育て、林地を創出するための助成金で、農家や土地管理者を対象に1ヘクタールあたり最大6800ポンド提供する。林地を創出することは、景観の改善、農地性鳥類や花粉媒介者など野生生物の保全、水質の改善に寄与する。また、溢れた水の水路への流入を遅らせる、シルト(沈泥)堆積を減らすなど、洪水リスクの緩和においても重要な役割を果たすという。田園地域管理スキームからは2020年までに約9億ポンド投資する予定となっているが、Defraはそれ以降も環境に関する今後25年間の行動計画を通じ、保護する景観や集水域を広げていくとしている。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 野生生物 | 水質 | 自然保護 | 景観 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 田園 | 農家 | 林地 |
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