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 市長・閣僚らによるOECD円卓会議、グリーン成長に向けた都市の資金調達策について議論

発表日:2012.03.08


  世界各国の市長・閣僚らが地方・中央両政府の立場から都市問題について議論するOECD円卓会議が、2012年3月8日にシカゴで開催された。今回は、グリーン成長と雇用創出に向けた都市の資金調達策がテーマとなった。参加者らは、持続可能な経済成長に向けて都市が世界を牽引すべきとの意見で一致。一方で、都市のグリーン化推進には多額の投資が必要であるとして、既存財源の効果的な活用方法や、新たな資金調達策(炭素金融、都市の利用者や開発者への課金、その他民間資金等)について意見交換を行った。また世界の優良事例をもとに、地方財源としてグリーン化奨励策を導入することが持続可能な成長を大きく前進させると評価。具体的には、交通渋滞の時間帯・度合いに応じた渋滞税や、使用資源の実情に即した水道・廃棄物処理の料金設定などが有効とした。さらに、国家政策の枠組み整備や、国・地方間の連携の重要性が指摘された。今回の会議では、各都市が推進すべき共通の基本原則や重要な政策分野を特定するに至り、「持続可能な都市の資金調達に関するシカゴ提案」を採択した。

情報源 経済協力開発機構(OECD) プレスリリース 「持続可能な都市の資金調達に関するシカゴ提案」(PDF)
国・地域 国際機関
機関 経済協力開発機構(OECD)
分野 地球環境 環境総合
キーワード OECD | 都市 | 持続可能 | 経済協力開発機構 | 雇用 | グリーン成長 | 円卓会議 | 資金調達 | 市長 | シカゴ
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