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 OECD、運輸のシームレス化がグリーン成長を牽引と報告

発表日:2012.05.03


  経済協力開発機構(OECD)の世界的運輸政策プラットフォームである国際運輸フォーラム(ITF)は、「運輸アウトルック2012年版」を発表し、運輸のシームレス化により環境保護と経済成長は両立できると報告した。運輸のシームレス化とは、運輸手段の相互接続(乗換)や利用者への交通情報の提供等が容易な、先進的な運輸システムを構築することをいう。OECDのグリア事務総長は、「場所と人をつなぐ運輸は新たな市場への機会を創出し、生産性向上の要因ともなる」として、運輸システムの改善への期待を述べた。アウトルックでは他に、1)2050年までに特に非OECD諸国での運輸量が大幅に増加する、2)炭素排出抑制技術により、運輸量の伸びに比べてCO2排出量の増加は小さい、3)運輸政策による排出抑制としては、総合公共交通システムの構築などの政策的関与が不可欠、4)自動車燃費効率の改善等のエネルギー技術が排出削減のカギを握る、等の調査結果を明らかにしている。

情報源 経済協力開発機構(OECD) プレスリリース 国際運輸フォーラム 「運輸アウトルック2012-さらなるグリーン成長のための運輸のシームレス化」(PDF)
国・地域 国際機関
機関 経済協力開発機構(OECD)
分野 地球環境 環境総合
キーワード CO2 | OECD | 公共交通 | 運輸 | 経済協力開発機構 | グリーン成長 | 交通情報 | シームレス | 接続 | 乗換
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