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 イギリス自然環境研究会議、生態系サービスの保護に役立つ事業案を報告

発表日:2012.06.28


  イギリス自然環境研究会議は、企業において環境改善と収益向上を同時に実現するための方法を探る取組の一環として、報告書『自然サービスを重視・保護するイギリスの事業機会』を公表した。この報告書は、同国の生態系の状況や生態系サービスの価値を評価した「イギリス生態系評価」(NEA)をもとに、生態系サービスの保護に役立つ各種事業について検討したもの。報告書では、企業が生態系サービスへの影響に配慮しつつ事業機会を探るようになった要因を明らかにした上で、今後、企業が展開できる事業分野として、金融・法律サービス、製品市場、環境技術などの主要8分野を特定した。またNEAや利害関係者の見解から導き出された具体的な40の事業案のうち、特に有望な12案として、生物多様性オフセット、泥炭地保全のための炭素クレジット、木質燃料の活用などを提示している。この報告書作成のため、環境経済学者をはじめ、環境技術や製品市場、環境オフセット等の専門家らが集まり、NEAで示された情報を分析するとともに、利害関係者とも協議を行い、事業機会に関する幅広い意見を収集した。

情報源 自然環境研究会議(NERC) プレスリリース 報告書『自然サービスを重視・保護するイギリスの事業機会』要約(PDF)
国・地域 イギリス
機関 自然環境研究会議(NERC)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | NERC | 生態系サービス | 事業 | 報告書 | クレジット | オフセット | 企業 | 環境経済 | 自然環境研究会議
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