アメリカエネルギー省(DOE)は、「地域のクリーンエネルギー」ビデオシリーズの二作目として、キャンパスの省エネと地域のクリーンエネルギー計画を推進するミネソタ大学モーリス校の取組を紹介した。同校は、「アメリカ再生可能エネルギー評議会」(ACORE)や「高等教育における持続可能性向上のための協会」(AASHE)等に加盟して大学レベルで持続可能性に取り組んでおり、その好影響は雇用創出や経済活性化など広く地域に及んでいるという。大学の1.65MWの風力発電機2機はキャンパスの年間必要電力量の約60%を生み出し、バイオマスプラントには大学が地元農家から年間3000トンのトウモロコシの芯を購入して地域経済を潤している。学生や地域住民が利用するプールでは太陽集熱器を利用し年間3万ポンドのCO2排出量を削減している。DOEはこのビデオシリーズで、再生可能エネルギーに投資し地域の雇用と経済に貢献する全国の小規模コミュニティの取組を取り上げるとしている。