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 各国政府や企業など、短寿命気候汚染物質(SLCP)削減への新たな約束を発表

発表日:2015.12.04


  「短寿命気候汚染物質(SLCP)削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ」(CCAC)の参加国や企業等は、国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)のイベントで、メタン、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、ブラックカーボン等SLCPの新たな削減への取組を発表した。SLCPはCO2の数倍もの温室効果がある。参加者らはSLCP削減行動の重要性と緊急性を強調し、取組への政治的意思を表明。1)食品コールドチェーン(低温物流)でのHFCの使用と排出を削減、2)冷媒の保守サービスによるHFC排出を10年以内に30-50%削減、3)2018年までに貨物輸送グリーン化プログラムを倍増、などの目標を発表したほか、石油・ガス業界のメタン排出削減も重要として取組の拡大策を模索したという。イベントには著名な科学者らも参加し、SLCP削減は様々な恩恵をもたらす(2050年までの気温上昇を0.6℃抑制、降雨パターンの撹乱を軽減、5000万トンの作物損害を回避する等)として、削減が必要な根拠を示した。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 大気環境
キーワード 温室効果ガス | メタン | HFC | 冷媒 | 輸送 | 物流 | ブラックカーボン | SLCP | CCAC | 短寿命気候汚染物質
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