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 アメリカとカナダ、改正五大湖水質協定を締結

発表日:2012.09.07


  アメリカのジャクソン環境保護庁長官とカナダのケント環境大臣は2012年9月7日、新たに改正された「五大湖水質協定」(GLWQA)に署名した。同協定は、カナダと米国の国境にある世界最大の淡水水系である五大湖の水質と、その水を日々利用する周辺地域の人々の健康とを保護することを目的とするもので、1972年に両国間で締結され、前回は1987年に改正された。今回の改正では、水生の侵入生物種や生息地の劣化、気候変動の影響等に取り組むための条項が新たに設けられ、有害藻類・化学物質等への対策も引き続き実施される。五大湖は両国にとって貴重な飲料水水源であり、輸送や農業・観光等の経済活動にも不可欠な自然資源である。その五大湖の共同管理責任は両国関係の重要な部分を占め、今回改正されたGLWQAも、40年間の両国の協力に支えられたものだという。両国政府は今回の改正交渉に際し、広く利害関係者から情報を求めており、新たな協定は、五大湖問題への国民の参加機会を拡大したものとなっている。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 自然環境 水・土壌環境
キーワード 気候変動 | 水質 | アメリカ環境保護庁 | EPA | カナダ | 生息地 | 五大湖 | 協定 | 侵入生物 | GLWQA
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