欧州化学物質庁のリスク評価委員会(RAC)は、農薬等の有害物質5種について、オーストリアやフランス等から提案された分類・表示調和化案を評価し、RACとしての科学的意見を採択した。その物質と分類・表示内容は、1)殺菌剤シモキサニル:経口急性毒性、皮膚感作性、反復曝露毒性、発生毒性、受精能に影響を及ぼす生殖毒性、水生環境に長期的影響を及ぼす強い毒性を有する物質、2)難燃剤や香味料等の生産、溶剤に用いられる4-ビニルシクロヘキセン:人に対する発癌性が疑われる物質、3)殺虫剤フェノキシカルブ:人に対する発癌性が疑われる物質で、水生環境に急性および長期的影響を及ぼす強い毒性を有する物質、4)除草剤トラルコキシジム:経口急性毒性、水生生物に長期的影響を及ぼす毒性を有する物質で、人に対する発癌性が疑われる物質、5)殺菌剤ペンコナゾール:経口急性毒性、水生生物に長期的影響を及ぼす毒性、発生に影響を及ぼす生殖毒性を有する物質、である。今回採択されたRACの意見を踏まえ、今後欧州委員会が最終決定を行う。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 有害物質 | 欧州化学物質庁 | ECHA | 農薬 | 生殖毒性 | リスク評価 | 殺菌剤 | 水生環境 | RAC | 4-ビニルシクロヘキセン |
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