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 欧州化学物質庁、改訂版CoRAPを採択、2017年に22の化学物質の評価を予定

発表日:2017.03.21


  欧州化学物質庁(ECHA)は、2017年に22の化学物質の評価を開始する欧州共同体ローリング行動計画(CoRAP)の改訂版を採択した。22の加盟国が今後3年間で115物質を評価する計画で、うち22物質は初めて評価対象となった。評価を行う加盟国は、採択後1年以内に2017年分に指定された22物質の評価を行い、必要ならば懸念されるリスクを明確化するための追加情報を登録者に要求する提案を作成する。評価は、対象物質に曝露した場合の懸念や深刻な危険性(残留性、生物蓄積性、発がん性など)の疑いを明確にするために行われ、評価の過程でその物質に関するその他の懸念事項が明らかになる可能性もある。ECHAは、指定化学物質の登録者に対し、改訂CoRAPに合わせ、最新の使用および曝露シナリオなどを評価加盟国に連絡するよう求めている。今回の改訂では2017年の評価物質数が前回計画より少ないが、これはコンプライアンスチェックによる基本情報の確認を先に行い、当該物質が物質評価の優先度が高いことを確認するためだという。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 欧州化学物質庁 | ECHA | リスク評価 | CoRAP | 物質評価計画
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