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 欧州化学物質庁、2018~2020年の欧州共同体ローリング行動計画の評価対象として107種類の化学物質を提案

発表日:2017.10.24


  欧州化学物質庁(ECHA)は、2018~2020年の欧州共同体ローリング行動計画(CoRAP)案を公表し、評価対象の化学物質として107種類を選定したことを明らかにした。2018年は26物質、2019年は37物質、2020年は44物質の評価が予定されてており、これらの物質を登録している企業は評価当局に連絡する必要がある。2018年に評価予定の物質については、登録者が2018年3月までに最新の登録書類一式を用意すること、特に、使用や曝露の想定、曝露推定量に関する最新情報が登録者の化学物質安全報告書に明記されていることが求められる。CoRAP最終案は、ECHAの加盟国委員会による協議を経て2018年3月に公表される予定である。加盟国は公表日から1年間、2018年の対象物質について評価を行うが、懸念を明らかにする必要が生じれば登録者に追加情報を請求する提案を行う。また、評価の結果、リスクの懸念が払拭されない場合、EUとしてのリスク管理措置(規制や高懸念物質の特定等)が提案され得るという。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 欧州化学物質庁 | ECHA | リスク管理 | 高懸念物質 | リスク評価 | CoRAP | 物質評価計画
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