水需要の管理不足により社会・環境問題が悪化、GEF等の国際水域水管理プロジェクト調査で報告

発表日:2012.09.24

地球環境ファシリティ(GEF)は、国連環境計画、国連大学とともに、過去20年間の国際水系プロジェクト約200件から得た科学的知見をまとめた報告書を発表した。それによると、河川流域や湖沼、地下帯水層、海洋沿岸域などさまざまな水系で、都市化・水量不足・水質悪化といった問題が深刻化しており、水需要の管理が分断的あるいは不十分であるため、社会システム・生態系がともに危機的状況に至っているという。報告書は、ほかにも海洋の溶存酸素量の激減や蓄熱量の上昇、地下帯水層の涵養水量限界等、さまざまな問題を指摘している。しかし、今後、科学的方法による問題の特定や分析への投資を増やし、科学を政策に結びつけることでリスクの軽減は可能だとし、アフリカのビクトリア湖の外来植物対策で、刈取機でなく生物防除によって好結果を上げた例などを挙げている。GEFは地球環境問題への取組を支援するため設立された公的な多国間基金で、国際水域の管理のためにGEFが拠出した13億ドルの支援により、総額70億ドルに上る投資が動員されている。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
報告書「水問題における科学・政策の連携」(PDF)
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境
自然環境
キーワード 水質 | 水量 | 国連環境計画 | UNEP | 報告書 | 地球環境ファシリティ | GEF | 水需要 | 溶存酸素 | 国連大学
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