国連環境計画(UNEP)の世界自然保護モニタリングセンター(WCMC)は、地球環境ファシリティ(GEF)小規模融資プログラムの支援を得て、「先住民および地域共同体の保全地域」(ICCA)に居住する共同体に関する情報収集と編纂を行うプロジェクトを開始した。ICCAは、先住民や地域社会が伝統的な規則や慣行に従って自主的に保全している自然の地域や生息地であり、その規模は千差万別である。プロジェクトでは、ICCAの位置、面積、生息地のタイプ、共同体の管理方法、社会的慣習、保全方法など約40項目にわたる質問からなる登録簿を作成して公開する。この情報公開から、生息地の消失や気候変動への適応、森林減少の阻止などの現代の問題に対する新たな解決策が見出せると期待されている。登録によって先住民社会側には、他の先住民社会との情報交換、保全努力の推進、ひいては政府などからの支援の可能性といったメリットがある。これまでに4ヶ国(メキシコ、ケニア、フィジー、フィリピン)を対象として情報を収集しており、計13ヶ所が登録されている。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 地球環境 自然環境 |
キーワード | モニタリング | 森林減少 | 国連環境計画 | UNEP | 地球環境ファシリティ | 自然保護 | 生息地 | 先住民 | 地域共同体 | 伝統 |
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