国連環境計画等、生態系における水資源保全に向けた国際的水質ガイドラインの策定に着手

発表日:2013.10.10

国連環境計画(UNEP)、国連大学環境・人間の安全保障研究所(UNU-EHS)等は、ブダペスト・水サミットで、生態系のための水質・水量の保全を目指す包括的ガイドライン策定プロジェクトに着手した。現在、人口増加や土地開発、気候変動等によって水資源の質と量が低下し、生態系の健全性を脅かしている。2005年のミレニアム生態系評価によると、水域生態系は悪化のペースが速く、水生種の多様性減少も著しいという。しかし現在設けられている国際的な水質基準は、飲料水やレクリエーション利用、灌漑等を対象としたものだけで、生態系のための水質基準はない。このため同プロジェクトでは、地域・国・地方当局が水資源および水域生態系の持続可能な管理を推進するためのツールとして、水質問題(化学的、生物学的、生物多様性等の観点)と同時に、水量問題(利用可能性・経年変化・水域形態等)も対象とした、科学的根拠に基づく「生態系のための国際水質ガイドライン」を策定し、特に途上国における水産資源基盤の保全向上に役立てるという。

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