新日本製鐵(株)は、大幅な省エネルギーが可能な「コンパクト型ハイドロフォーミング設備の開発」で、平成20年度全国発明表彰「発明賞」を受賞した。全国発明表彰は、発明の奨励・育成を図り、わが国科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的として行われている伝統と権威のある賞。同社は、トヨタ自動車(株)と共同で、鋼管の液圧加工(ハイドロフォーミング)の設備を大幅にコンパクト化、かつ省エネルギー化することに成功し、産業への普及に貢献していることが高く評価され、今回の受賞となった。この開発では、従来のハイドロフォーミング設備における巨大な油圧プレス機などの構造が改良され、設備のコンパクト化(従来機の1/10以下)、設備費低減(従来機の1/2以下)及び省エネルギー化(従来機の1/10以下)が実現された。