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 日本主導のオープンデータ!Atlas of Ocean Microplastic(通称:AOMI)

発表日:2024.05.09


  海洋プラスチックごみの分布状況や科学的な知見を世界各国で共有すること…2015年以降、その必要性はG7・G20サミットの関係閣僚会議等において度々議論されてきた。一連の会合において日本は積極的に提案活動を行い、今や「海洋プラスチックごみのモニタリング手法調和とデータ整備」について参加国を主導する立場となっている(既報 https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=30295)。環境省は5月9日、日本主導の集大成と言える、海洋プラスチックごみのマッピングデータベース「AOMI」を公表した。AOMIは、世界中の研究者や機関、政府等から提供されたモニタリングデータを収集し、プラスチック分布や調査地点等の2次元マップと併せて提供するものとなっている。オープンデータとしては、同省が国際的な議論に基づいてとりまとめた「漂流マイクロプラスチックのモニタリング手法調和ガイドライン」に則した、グローバル比較が可能なオープンデータが登録されている。2次元マップは漂流マイクロプラスチックの粒子密度分布や調査地点等を描画したものとなっている。世界の政策決定者や研究者、市民等のさまざまな利用者への貢献が期待され、さらなるデータ収集・データ利活用、ひいては効果的なプラスチック汚染対策推進の呼び水となりそうだ。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
環境総合
キーワード ガイドライン | オープンデータ | モニタリング手法 | 海洋マイクロプラスチック | 漂流マイクロプラスチック | 国際専門家会合 | AOMI | Atlas of Ocean Microplastic
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