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 北海道、平成24年度第1回タンチョウ越冬分布調査の結果を公表

発表日:2012.12.27


  北海道は、平成24年度第1回タンチョウ越冬分布調査の結果を公表した。この調査は、昭和27年から毎年実施していた「生息状況一斉調査」の主目的を変更したもので、タンチョウの大まかな越冬分布・規模を把握して生息地分散に供するため、調査の基礎的な手法やタンチョウ保護の歴史について学ぶなどしながら、観察場所や個体数を記録する。今回、平成24年12月5日に、道内の全振興局管内のタンチョウ生息地及び飛来地の全域(26市町村、計217箇所)を対象に調査を実施。その結果、成鳥826羽、幼鳥90羽ほかの合計950羽が観察され、第1回目としては過去最高となった。また、ツルの見つかった箇所数は95箇所で、前年の1.6倍となり、5大給餌場での観察数は全体の15%程度(例年は40%前後)であった。道では、今年度からは大規模給餌場などを中心に、大まかな観察数を記録するとともに、観察場所や自然採餌場などの土地利用状況についても着目し、今後の保護管理のための資料収集を主目的として実施する予定。

情報源 北海道 報道発表資料(PDF)
機関 北海道
分野 自然環境
キーワード 北海道 | 土地利用 | 生息調査 | 生息地 | 保護 | タンチョウ | 飛来地 | ツル
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