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 ソーラーフロンティア(株)、カドミウムを含まない薄膜太陽電池のセルのエネルギー変換効率で19.7%を達成

発表日:2013.01.08


  ソーラーフロンティア(株)は、カドミウムを含まない薄膜太陽電池のセルとして世界記録となるエネルギー変換効率19.7%を達成したと発表した。CIS薄膜太陽電池は、銅、インジウム、セレンを使用して、同社の独自技術で生産する次世代太陽電池であり、経済効率や発電性能が高いことが特徴である。今回、(独)産業技術総合研究所において30cm角基板から切り出した約0.5平方cmセルの変換効率を測定した結果、2003年に達成された変換効率18.6%を更新し、19.7%を達成した。これは、今後の大面積化のポテンシャルの高さを証明するもので、これまで同社が採用しているセレン化硫化法は量産には適している一方で同時蒸着法による変換効率には及ばないとされるという常識を塗り替えた。同社では、今回達成させた基礎技術を応用することで、今後更に高い発電量の実現を目指すという。なお、今回の成果は、(独)エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究によるもので、カドミウムを含む薄膜系太陽電池全体としての世界記録は20.3%である。

情報源 ソーラーフロンティア(株) プレスリリース
機関 ソーラーフロンティア(株)
分野 地球環境
キーワード NEDO | 太陽電池 | 薄膜 | CIS | セル | エネルギー変換効率 | カドミウム | ソーラーフロンティア | エネルギー・産業技術総合開発機構
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