(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、深海用プロファイリングフロートを用いた南極底層水の長期観測を、平成24年12月6日から開始したと発表した。深海用プロファイリングフロートは、JAMSTECと(株)鶴見精機が共同開発したもの。最大で水深4,000mまでの海洋深層を観測できるため、南極底層水の詳細な構造を世界で初めて長期間連続して観測することができる。今回、近年の太平洋全域での深層の水温上昇の原因とされている、南極アデリー海岸沖で形成される南極底層水の変化と、その影響が太平洋へ伝播していく様子を捉えるため、平成24年12月6日より4台の深海用プロファイリングフロートを海洋地球研究船「みらい」により順次投入した。今後1年以上にわたって観測を行う計画で、この観測で得られたデータを解析することによって、太平洋深層の水温上昇メカニズムへの理解が大きく進むものと期待されるという。
情報源 |
(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース
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機関 | (独)海洋研究開発機構(JAMSTEC) (株)鶴見精機 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 海洋研究開発機構 | 南極 | 太平洋 | 観測 | JAMSTEC | 水温上昇 | 海洋深層 | 底層水 | みらい | 鶴見精機 |
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