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 JAMSTEC、海面水温データで南インド洋の十年規模変動を予測

発表日:2018.01.26


  海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、海面水温データで、南インド洋の十年規模変動を約十年先まで予測可能であることを明らかにした。十年規模変動(十年から二十年ほどの周期でゆっくりと変動する)の予測は、防災・食・健康など様々な分野で中長期的な気候変動対策に活用されるため、重要な研究テーマとなっている。今回の研究では、季節予測システムに使われている大気海洋海氷結合モデルを用いて、衛星により観測された1982年から2015年までの海面水温に、気候モデルの海面水温を近づけて予測を開始することで、南インド洋、特にアガラス反転流域において、海面水温の十年規模変動を約十年先まで予測可能であることを明らかにした。海面水温の観測が比較的多い北半球では、1980年代より過去に遡って十年規模変動の予測可能性を調べる研究に応用することができるという。

情報源 海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース
機関 海洋研究開発機構(JAMSTEC)
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | 海洋研究開発機構 | 気候モデル | 観測 | 海面水温 | 気候変動予測 | JAMSTEC | 南インド洋
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