三井住友建設(株)は、除染作業において発生する草木類を効果的に安定・減容化する「放射能汚染草木類の安定・減容化システム」を開発したと発表した。同システムは、三井住友建設と(株)三富工業が共同で開発したもので、輻射熱分解装置とストリーマ放電による排ガス処理装置を組み合わせたもの。輻射熱分解装置は、草木類を放射性セシウムが溶出しにくく安定した残留固形物(粒状灰)に熱分解して、1/100以下に減容化する。また、排ガス処理装置は、分解装置から発生するガスを水蒸気、二酸化炭素を主とする無害、無臭な排気に改質して外部放出を可能にする。今回、2社と大沼林産工業(株)の3社が共同で実施した実証試験の結果、処分が必要な汚染草木類等を99%以上減容化し、放射性セシウムが溶出、飛散しにくい安定化した粒状の灰とすることに成功し、仮置きに必要なスペースを大幅に削減する技術として確立したという。
情報源 |
三井住友建設(株) ニュースリリース
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機関 | 三井住友建設(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル 健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | 実証試験 | 安定化 | 減容化 | 排ガス | 三井住友建設 | 放射能 | 放射性セシウム | 除染 | 草木類 |
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