清水建設(株)は、汚染地下水対策の一つである揚水浄化処理において、「ヒートポンプ併設型VOC汚染地下水浄化システム」を開発し、省エネ効果と除去効果をそれぞれ検証したと発表した。今回開発したシステムは、揚水される地下水の熱エネルギーに着目し、ヒートポンプと汚染地下水浄化技術を組み合わせたもの。揚水浄化処理工程の中にヒートポンプによる熱交換工程を取り入れ、夏季には揚水した地下水の浄化処理前に、冬季には浄化処理後に熱交換し、回収した熱エネルギーを空調熱源に用いる。夏季は、VOCの揮発を促すため、浄化処理前に熱交換を行うことで地下水温を上昇させ、冬季は揚水後にまずVOCの除去処理を行い、その後に熱交換を行うことで地下水温低下による除去効率の低下防止を図る。
情報源 |
清水建設(株) ニュースリリース
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機関 | 清水建設(株) |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | ヒートポンプ | 省エネルギー | 清水建設 | VOC | 地下水 | 空調 | 熱エネルギー | 熱交換 | 浄化処理 | 揚水 |
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