(独)農業環境技術研究所は、土壌のCO2吸収量「見える化」サイトを平成25年10月2日から公開したと発表した。農地の生産力を維持・増進するための有機物管理が、近年、地球温暖化の緩和策の一つとして期待されている。今回公開したサイトは、農地土壌に蓄積する炭素量の増減を計算し、土壌の二酸化炭素(CO2)吸収量として示すもの。対象とする農地を地図上で選び、栽培する作物や栽培管理方法をメニューから選択するだけで、その農地の土壌炭素量の変化を予測できる。同研究所では今後、CO2(土壌炭素の増減)、メタン(CH4)や一酸化二窒素(N2O)の3つの温室効果ガスをそれぞれ計算し、総合的に評価できるよう、また、これら土壌由来の温室効果ガスに加えて、営農の過程で使用される作業機械や資材に関わる化石燃料由来のCO2排出もあわせた総合評価ができるように、サイトの内容を拡充する計画という。
情報源 |
農業環境技術研究所 プレスリリース
農業環境技術研究所 土壌のCO2吸収量「見える化」サイト |
---|---|
機関 | 農業環境技術研究所(現:農研機構 農業環境変動研究センター) |
分野 |
地球環境 水・土壌環境 |
キーワード | CO2 | 地球温暖化 | 温室効果ガス | 農業環境技術研究所 | 土壌 | 見える化 | 農地 | ウェブサイト | 炭素量 | 吸収量 |
関連ニュース |
|