鹿島建設(株)は、千葉大学と共同で、地域の生物多様性保全や循環型社会実現に貢献できる市民参加型の新しい屋上緑化技術を開発したと発表した。従来より普及している自動潅水装置やプラスチック製資材を用いた屋上緑化工法は、コストや維持管理荷重等の課題があり、市民のデザインや施工への参加も限られていた。今回開発した技術は、環境に配慮した低コストで軽量な工法で、市民が地域生態系の調査、リサイクル資材の収集、デザイン、施工を実施し、自らが「緑」を作る楽しさを体験できるもの。既存建物屋上の未利用空間に、周辺地域から採取した植生種子を用いて地域固有の草地を復元し、地域の生物多様性保全に貢献することができる。また、再生可能な資源もしくはリサイクル材(建設産業から発生するコンクリートや瓦の再生資材、古着や廃タイヤなど)を再利用することで、ゴミやコストの削減を実現し、循環型社会の形成に資するという。
情報源 |
鹿島建設(株) プレスリリース
|
---|---|
機関 | 鹿島建設(株) 千葉大学 |
分野 |
ごみ・リサイクル 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 生態系 | 循環型社会 | リサイクル | 屋上緑化 | 鹿島建設 | 市民参加 | 地域 | 再利用 | 千葉大学 |
関連ニュース |
|