三菱重工業(株)は、米国の大手電力会社のサザンカンパニーと共同で進めてきた、石炭火力発電所排ガスからのCO2回収・貯留実証試験を完了、2013年12月に所期の目標を達成したと発表した。このプロジェクトは、石炭火力を対象として、世界で初めて500トン/日規模のCO2回収と貯留を一貫して実施したもの。アラバマ州にあるサザンカンパニーのバリー(Barry)火力発電所内にCO2を分離・回収・圧入する実証プラントを建設し、2011年6月より石炭焚き排ガスからのCO2回収技術・性能の検証を開始。2012年8月からはCO2回収・貯留一貫実証試験を開始し、大規模なCO2回収プラントによる高性能な連続安定運転を実現した。今回、排ガス中に不純物が多い石炭火力を対象とした大規模なCO2回収・貯留の実用化にメドがついたことから、同社では、石炭焚き排ガスからのCO2回収技術商用化の取り組みを加速していくという。
情報源 |
三菱重工業(株) ニュースリリース
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機関 | 三菱重工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 火力発電 | 石炭 | 三菱重工業 | CO2回収 | 実証試験 | 米国 | 地下貯留 | 排ガス | サザンカンパニー |
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