東京大学は、無害化対策後も都立公園から6価クロムが流出するメカニズムを解明したと発表した。東京都江東区と江戸川区にまたがる都立大島小松川公園の地中には、この地で1972年まで操業していたクロム酸工場の製造過程で生成された「クロム鉱滓(こうさい)」が埋められている。クロム鉱滓には、発がん性が指摘される6価クロムが含まれているため、無害化処理後に埋められたが、この公園周辺ではその後も6価クロムの流出が相次いで検出されている。今回研究グループでは、2012年から公園外周の歩道および集水桝の環境試料(水、雪、土壌)を採取し、6価クロムを含んだ水が環境基準を超えて流出している実態を確認。異なる気象条件下で環境試料を採取することで、地中の6価クロムが大雨や積雪により溶け出す流出メカニズムを明らかにした。この成果は、同地域における6価クロム汚染の将来予測のみならず、これまでの無害化対策を見直し、改善していく上でも重要な知見になると期待されるという。
情報源 |
東京大学 記者発表
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機関 | 東京大学 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 東京大学 | 無害化 | 環境基準 | 気象 | 流出 | メカニズム | 6価クロム | クロム酸 |
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