横浜市は、横浜市独自のカーボンオフセットを中心とした新たな脱温暖化プロジェクト「横浜ブルーカーボン」を開始すると発表した。環境未来都市・横浜市では、臨海部を対象として、環境・エネルギーを切り口とした施策展開や産業振興に取り組んでいる。この取組の一環として平成23年度から海洋資源を活用した温暖化対策の検討を進めてきた。今回開始する「横浜ブルーカーボン」は、海洋に生息する生き物によって吸収・補足される炭素「ブルーカーボン」と海洋におけるエネルギー等の利活用「ブルーリソース」を一体として脱温暖化に取り組むとともに、海辺環境の魅力向上により「親しみやすい海づくり」を目指すもの。プロジェクトの第一歩として実施する社会実験では、横浜市漁業協同組合と(株)横浜八景島の「ワカメの地産地消」等によるCO2削減効果を活用し、横浜シーサイドトライアスロン大会の開催で排出されたCO2のオフセットを行うという。