三菱日立パワーシステムズ(株)は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)とマイクロガスタービン(MGT)を組み合わせた加圧型ハイブリッドシステム(複合発電システム)を、九州大学から受注したと発表した。この加圧型ハイブリッドシステムは、燃料の都市ガスを改質して取り出す水素および一酸化炭素と空気中の酸素を反応させて、直接電力を発生させた後、残燃料をMGTによる発電に使うもので、省エネ・高効率を実現する。MGTの圧縮機で昇圧した空気をSOFCに供給して酸化剤として利用した後、高温排気をMGTに送り、その熱および圧力を残燃料とともに発電に利用。加圧により電圧が大きく増大する加圧型SOFCの特性を、発電効率向上につなげる。今回受注したシステムは、セルスタックの充填密度向上などにより大幅なコンパクト化を実現する、出力250kW級のシステム。同大学では、産業用の燃料電池システム実証機として、2015年春に実証運転を開始する予定。
情報源 |
三菱日立パワーシステムズ(株) ニュース
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機関 | 三菱日立パワーシステムズ(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 燃料電池 | 省エネルギー | SOFC | 九州大学 | 都市ガス | 発電 | 固体酸化物形 | 高効率 | ガスタービン | 三菱日立パワーシステムズ |
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