三菱重工業(株)は、燃料電池複合発電「トリプルコンバインドサイクル」の要素技術の開発を開始すると発表した。トリプルコンバインドサイクルは、天然ガスを用いたガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)の上流側に固体酸化物形燃料電池(SOFC)を設置することにより、SOFC、ガスタービン、蒸気タービンの3段階で電気を取り出す発電システムで、極めて高い発電効率が実現できるのが特長。同社は今回、SOFCとガスタービンの連携に必要となる要素技術を開発する。SOFCとしては高圧力環境下での特性や耐久性の検証、ガスタービンとしてはガスタービン本体の改造や燃焼器の開発を行い、SOFCとガスタービンの連携を模擬した発電検証も計画している。同社は、現在の天然ガス発電設備の発電効率を10~20ポイント上回るトリプルコンバインドサイクルを画期的かつ有望な技術として位置づけており、今回の要素技術開発の成果を踏まえて、実用化に向けた開発を推進していくという。なお、同開発は、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募研究に採択されたものである。
情報源 |
三菱重工業(株) ニュース
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機関 | 三菱重工業(株) 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 燃料電池 | SOFC | 発電効率 | NEDO | 三菱重工業 | 天然ガス | 固体酸化物形 | ガスタービン | GTCC | トリプルコンバインドサイクル |
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