環境省は、平成26年11月25日から26日にインドネシア・ジャカルタで開催された「東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)」の第16回政府間会合の結果を公表した。EANETは、東アジア地域における酸性雨問題に関する地域協力体制の確立を目的とする活動であり、共通の手法による酸性雨モニタリングの実施、データの収集・評価・保管及び提供、精度保証・精度管理活動の推進などを行っている。今回の会合では、EANETの強化のための文書へのインドネシアの署名、政策決定者向け報告書(第3版)の承認、EANETのスコープ拡大を含む将来発展に関する検討等が行われた。同省では、東アジア地域共通の課題である酸性雨等の広域大気汚染問題について、引き続きEANETの活動を技術的・財政的に支援していくとともに、EANETを東アジア地域における大気環境管理のための重要な基盤として、その活動の充実・強化を図ることとしている。