環境省生物多様性センターは、モニタリングサイト1000の一環として実施しているガンカモ類調査について、2013年9月から2014年5月に行った調査結果を公表した。同調査は、湖沼生態系の指標として調査を実施しているもので、代表的な全国80か所に設定された湖沼を中心とした調査サイトにおいて、ガンカモ類が日本へ渡ってくる9月から翌年5月にかけて個体数調査を行っている。今回の調査では、絶滅危惧種であるハクガンとシジュウカラガンの個体数が、2004/05年の調査開始以来増加傾向にあり、これまでで最大となったことが報告された。両種ともかつては、ロシア極東地方から日本への飛来が多数確認されていたが、ハクガンは狩猟等により、シジュウカラガンは繁殖地へのキツネの放逐により、日本への飛来は消滅状態となっていた。飛来数の増加の要因として、両種の狩猟禁止や、長年にわたる日・米・露の専門家による飛来数復元の取組が要因と考えられるという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
環境省 モニタリングサイト1000 |
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | モニタリング | 生態系 | 環境省 | 湖沼 | 絶滅危惧種 | ガンカモ類 | 生物多様性センター | モニタリングサイト1000 | ハクガン | シジュウカラガン |
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