環境省生物多様性センターは、モニタリングサイト1000の一環として実施しているガンカモ類調査について、2008年度から2012年度までのとりまとめ報告書を公表した。同調査は、湖沼生態系の指標として調査を実施しているもので、代表的な全国80か所に設定された湖沼を中心とした調査サイトにおいて、ガンカモ類が日本へ渡ってくる9月から翌年5月にかけて個体数調査を行っている。今回のとりまとめから、ラムサール条約の下での国際的に重要な湿地に関する基準を用いた各サイトの評価では、既にラムサール条約に登録されているサイトを除いて新たに31箇所のサイトが基準を満たすことがわかった。また、絶滅危惧種であるシジュウカラガン及びハクガン(絶滅危惧ⅠA類)の個体数は、2004/05年の調査開始以来増加傾向にあり、日本に飛来する個体数が増加している。生態系の変化を明確に捉えるために長期間の継続的なモニタリングが必要であることから、今後も引き続き行っていくという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
環境省 モニタリングサイト1000 |
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | モニタリング | 生態系 | 環境省 | 湖沼 | 絶滅危惧種 | ラムサール条約 | ガンカモ類 | 生物多様性センター | モニタリングサイト1000 |
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