(株)GSユアサは、災害に強く環境負荷の小さい地域づくりや、エネルギーコスト削減に最適な、リチウムイオン電池一体型の太陽光発電用パワーコンディショナを発売すると発表した。2012年7月に開始した「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を背景に、太陽光発電システムは、住宅用、産業用ともに普及が進んでいるが、現在は防災拠点などにおける自立分散型エネルギー供給体制の構築や、電力需給のピークコントロールに対する社会的関心やニーズが高まっている。今回発売した製品は、出力容量4.5kWのパワーコンディショナに産業用リチウムイオン電池を搭載しており、災害による大規模停電時にも安定した電力を供給することが可能。また、深夜電力や太陽光で発電した電力を蓄電池に充電しておくことで、曇天時など太陽光による発電電力が少なくなった時には、蓄電池から電力供給をサポートすることも可能となった。同社では今後も、各種蓄電システムを普及させることにより、防災拠点機能の強化や再生可能エネルギーの有効活用などに応えていくという。