環境省は、平成27年2月8日から13日にスイスのジュネーブで開催された「強化された行動のためのダーバン・プラットフォーム特別作業部会(ADP)」第2回会合第8セッションの結果を公表した。ADPは第17回気候変動枠組条約締約国会議(COP17)での決定を受け設置されたもので、1)全ての国に適用される2020年以降の新しい法的枠組みの2015年までの採択、2)2020年までの緩和の野心の向上、について議論を行う。今回、1)では、緩和等のセクションごとに、交渉テキスト案の要素に盛り込まれていない事項のみについて、各国からの追加提案が受け付けられた。その後、当該文書の簡素化のための作業を行うのは次回会合とされた。2)では、2020年までの野心向上、及びそのためにCOP20決定においてADPに要請された、「技術的検討プロセス」の推進に関する議論が行われた。また、今後の技術専門家会合(TEM)の具体的なテーマ等について議論が行われた。なお、次回会合は6月1日から11日にドイツ・ボンで開催されるという。