富山県環境科学センターは、近未来の気候を見るウェブページ「富山県近未来気候」を公開したと発表した。同センターでは、地球温暖化の実態解明に地域レベルで貢献するとともに、県民の安心・安全な暮らしを守る基礎資料を得るため、地球温暖化が富山県に及ぼす影響に関して研究を進めている。今回公開したのは、県民生活に関係の深い積雪深、降水量などが2030年代(近未来)までにどのように変化するかについて、2000年代(現在)と比較するかたちで取りまとめたもの。近未来では、1)平野部において積雪深は減少するものの一過性の大雪の頻度は減少しないこと、2)山岳部において融雪時期が早期化すること、3)局地的に短時間に降る雨の量は増加することが予想されることから、雪対策、水資源管理などに影響が生じるおそれがあること、が分かった。同ページでは、県民が視覚的に理解できるよう、アニメーションを積極的に利用するとともに、降水量などの変化を地図上に表示できるようにするなどの工夫を施したという。
情報源 |
富山県 報道発表(PDF)
富山県環境科学センター 富山県近未来気候 |
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機関 | 富山県 富山県環境科学センター |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 地球温暖化 | 予測 | 気候 | 降水量 | 積雪 | 富山県 | 富山県環境科学センター |
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