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 気象庁、地球温暖化予測情報第9巻を公表

発表日:2017.03.30


  気象庁は、「地球温暖化予測情報第9巻」を公表した。同庁では、地球温暖化による影響評価、地球温暖化の緩和策および適応策の検討の推進、地球温暖化に関する科学的知見の普及・啓発などに寄与することを目的に、平成8年度から地球温暖化予測モデルの結果を「地球温暖化予測情報」として公表している。今回、防災上の意識を高める観点等から、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書で用いられた4つの温室効果ガスの濃度変化シナリオのうち、最も高程度の温室効果ガス排出が続くと想定した場合の解析結果を取りまとめた。その結果、21世紀末には20世紀末と比べて、1)日本の年平均気温は4.5℃上昇し、極端に暑い日が増加すること、2)滝のように降る雨(1時間降水量50mm以上の短時間強雨)の発生回数が2倍以上になること、3)年降雪量は本州日本海側で大きく減少し、降雪期間及び積雪期間は短くなる一方、20世紀末と同程度の降雪量となる年もあること、等が予測されたという。

情報源 気象庁 報道発表資料
気象庁 地球温暖化予測情報
機関 気象庁
分野 地球環境
キーワード 地球温暖化 | 気候変動 | 温室効果ガス | 気象庁 | 気温 | 気候モデル | 予測 | 降水量 | 防災 | 降雪量
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