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 サタケ、バラスト水生物検査手法が国際海事機関で承認

発表日:2015.05.25


  (株)サタケは、独自に開発したバラスト水生物検査手法が、国連の専門機関である国際海事機関(IMO)より承認され、サンプリング・分析手法を定めたガイダンスに追加されることが決定したと発表した。国外への航路を運航する船舶のバラスト水は、水中に含まれるプランクトンや菌類が遠方へ運ばれることによる生態系への影響などの問題が指摘されている。2004年2月にIMOが採択した「バラスト水管理条約」では、バラスト水中の生物個体数などについて、排出基準値への適合性を確認するためのサンプリング・分析手法がガイダンスとして定められている。今回承認された手法は、穀物検査手法などを応用したもので、染色剤により生物を染色した後、回転子でサンプルを撹拌させながら励起光を照射し、検査部分を通過した生物の蛍光を検出器で連続的に測定。得られた信号がしきい値以上ならば生きた生物としてそのパルス(信号)数を計数する。同社では今後、検査装置の完成および販売に向けた準備を進めていくという。

情報源 (株)サタケ ニュースリリース
機関 (株)サタケ
分野 自然環境
水・土壌環境
キーワード バラスト水 | 国際海事機関 | 生物 | IMO | サタケ | バラスト水管理条約 | 検査 | サンプリング | 分析
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