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 環境省、(仮称)釜石広域風力発電事業拡張計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出

発表日:2015.07.02


  環境省は、(仮称)釜石広域風力発電事業拡張計画に係る環境影響評価準備書について、平成27年7月2日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、(株)ユーラスエナジーホールディングスが岩手県釜石市・遠野市・大槌町に、総出力114,000kW(2,000kW×57基)の風力発電設備を新設するもの。対象事業実施区域及びその周辺には既設の風力発電設備が立地しており、同事業により拡張を計画している。また、希少猛禽類等の生息が確認されており、特に国内希少野生動植物種であるイヌワシが当該区域の西側を中心に飛来、採餌行動が確認されている。今回の環境大臣意見では、イヌワシへの影響を回避するため、風力発電設備の再配置・基数削減を含めた再検討を実施するとともに、事業着工前に同事業により利用できなくなる餌場と同等の機能を有する代替餌場の確保を確実に講ずること、及びイヌワシのバードストライクが発生した場合の原因解明及び追加的な措置を行った上での稼働等を求めている。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 地球環境
自然環境
環境総合
キーワード 風力発電 | 環境省 | 環境影響評価 | 岩手県 | バードストライク | 環境大臣意見 | 猛禽類 | イヌワシ | ユーラスエナジーホールディングス
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