三菱日立パワーシステムズ(株)(MHPS)は、グループ会社であるMHPSヨーロッパ社およびMHPSアフリカ社と共同で、南アフリカの電力会社であるエスコム社が建設するメデュピ発電所向けボイラー初号機の商業運転が開始されたと発表した。南アフリカでは、急速な工業化の進展を背景に、更なる電力供給能力の増強が求められている。今回商業運転を開始したボイラーは、メデュピ発電所およびクシレ発電所向けにMHPSが据付を進めているボイラー12基のうちの初号機。超臨界圧技術を採用しており、既存の石炭火力発電プラントに比べ石炭を効率よく燃焼させて、CO2排出量を低減することができる。同社では、今後順次引き渡しを行い、総発電出力960万kW(1基当たり80万kW、各発電所480万kW)の石炭火力発電所の高効率発電を支えていくこととなる。完成は、メデュピ発電所は2019年、クシレ発電所は2020年の予定という。