新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2015年3月末時点の「日本における風力発電設備・導入実績」を公表した。NEDOでは、国内の風力発電導入状況を把握するため、日本国内における風力発電設備の導入・撤去に関して、電力会社からの聞き取り調査による情報を集計し、国内にある単機出力10kW以上の系統連系されている全ての風力発電設備を対象として、年に一度、導入実績調査を行っている。今回、2015年3月末時点の調査結果の集計を完了し、公表した。これによると、2015年3月末時点の総設備容量は約293万kW、総設置基数は2,034基となっている。また、2014年度単年度においては、設置基数113基、設備容量で約24万kWの風力発電設備が導入された。これらの調査データは、風力発電事業者や地方自治体等において、最新の風力発電設備導入状況の把握等に活用されるとともに、国内外の風力発電やエネルギー業界の団体において公表される統計情報の基礎データとして利用されるという。