(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構は、JFEエンジニアリング(株)と共に開発した水和物スラリ(水和物の微細粒子と水溶液の混合流体)蓄熱空調システムの実証事業を、タイ電力公社(EGAT)の本社ビルで実施することを決定したと発表した。タイでは民生用の電力需要の約14%が空調で、その電力需要のピークが昼間に集中していることから、電力需要の夜間シフトが重要とされている。同事業で用いる水和物スラリは、従来の空調システムに使用していた水の2倍以上の蓄熱量を保有でき、効率的に蓄熱できるのが特徴。そのため、事務所ビルや工場等に適用することにより、冷房用エネルギー消費量の削減を実現し、一般的な空調システムと比較して、20%程度の省エネとともに、昼夜の電力使用平準化にも寄与する。同技術は今後、タイを初めとする東南アジア諸国への普及が期待できるという。
情報源 |
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース
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機関 | (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | 実証事業 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | タイ | JFEエンジニアリング | 空調 | 水和物スラリ | 蓄熱 | 平準化 |
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