新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、リフラクトリーセラミックファイバー(RCF)を含有していない、消費エネルギー低減に役立つ工業炉用断熱材を開発した。鉄鋼、ガラス、セラミックスの工業炉用断熱材には、発がん性などの有害性が指摘されているRCFが用いられている。一方、工業炉の省エネルギー化においては、高温域での断熱が大きな課題となっている。今回、クアーズテック(株)は、RCFを使用しないファーバーボードを開発した。同製品については、特定化学物質障害予防規則に規定された特定化学物質取り扱い作業とならないなどのメリットがあるという。また、セラミックスの多孔化技術の応用により、断熱材に含まれる気孔径を制御し、高温での熱伝達を支配するふく射の伝搬を抑制することで、1,000℃超でも高断熱性を維持することが可能となり、13%の消費エネルギー減(RCF断熱材比)を確認したという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) クアーズテック(株) |
分野 |
地球環境 健康・化学物質 |
キーワード | 省エネルギー | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 断熱材 | 断熱性 | クアーズテック | RCF | リフラクトリーセラミックファイバー | 工業炉 |
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