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 東京工業大、太陽光発電の電力需給バランスを維持する技術を開発

発表日:2015.12.08


  東京工業大学は、太陽光発電の電力需給バランスを維持する技術を開発したと発表した。太陽光発電は、天候の変化などの影響で発電量が大きく変動するため、発電量を予測し、火力発電機などの調整用電源や蓄電池を用いて、需給バランスを維持することが不可欠である。太陽光発電を大量に導入すると発電量の予測誤差が大きくなるが、予測誤差の変動範囲を考慮して他電源からの電力供給量を制御する手法は、これまでなかった。今回研究グループでは、太陽光発電を大量導入する際に、最新の予測技術である信頼度付区間予測を用いて、電力系統全体の需給をバランスよく維持できる基礎制御(電力系統需給制御)の基礎技術を開発した。これにより、太陽光発電量の予測値を区間値として捉えることで、どの程度の調整用電源と蓄電池を事前に準備すればよいかを把握することが可能になった。今後、太陽光発電の大量導入を見据えた、新しい電力系統需給制御技術として期待されるという。

情報源 科学技術振興機構(JST) プレスリリース
機関 東京工業大学 科学技術振興機構(JST)
分野 地球環境
キーワード 太陽光発電 | 電力系統 | 東京工業大学 | 予測 | 技術 | 発電量 | 電力需給
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