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 JFEエンジニアリング、廃棄物発電用ボイラーのばいじんを除去するシステムを発売

発表日:2016.01.21


  JFEエンジニアリング(株)は、廃棄物焼却施設に設置されているボイラーのばいじんを除去する、圧力波クリーニングシステムの販売を開始したと発表した。廃棄物焼却施設における発電では、燃焼熱を回収し蒸気を作るボイラーが大きな役割を果たしているが、施設の運転に伴い付着・堆積するばいじんにより、ボイラーの効率が低下するという問題がある。効率を維持するにはボイラーを運転しながらばいじんを除去することが重要である。今回のシステムは、燃料ガスと酸素の反応により圧力波を発生させ、そのエネルギーによりボイラー内に付着・堆積したばいじんを吹き飛ばし除去する「圧力波クリーニング方式」を導入したもの。約1年間の実機実証試験を行った結果、蒸気ロスが無くなることによる発電量の増加を確認した。また、蒸気による腐食・磨耗がないため、ボイラー寿命の延長も期待できる。さらに、機器がコンパクトで、既存のボイラー点検口に設置可能なため、稼働中の施設でも改造工事を行うことが容易であるという。

情報源 JFEエンジニアリング(株) ニュースリリース
機関 JFEエンジニアリング(株)
分野 地球環境
キーワード 廃棄物発電 | 廃棄物焼却 | ボイラー | JFEエンジニアリング | 焼却施設 | ばいじん
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