環境省は、平成27年11月23日から25日にシンガポールで開催された、平成27年度有害廃棄物の不法輸出入防止に関するアジアネットワークワークショップの結果を公表した。アジアでは、各国の急速な経済成長を背景に、バーゼル条約の規制対象物である電気・電子機器廃棄物(E-waste)等の輸出入が増加傾向にあり、バーゼル条約に違反して不法に取引されたE-wasteが混入したミックスメタルスクラップ等の取引事例も報告されている。今回のワークショップは、アジア太平洋地域12ヶ国が参加し、参加国間で有害廃棄物の輸出入に係る各国の規制状況を共有すると共に、このような不法な取引の未然防止や、条約の規定に基づく輸出国による貨物返送(シップバック)事案への対処方法に対する取り組みについて議論された。シップバックについては、アジアネットワークの枠組が連携して取り組むことの必要性が指摘され、次回会合においてシップバックの統一的な手続きを策定するための検討を行うことについて合意されたという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 環境省 |
分野 |
ごみ・リサイクル 健康・化学物質 |
キーワード | 環境省 | ワークショップ | アジア | ネットワーク | バーゼル条約 | 不法輸出入 | 有害廃棄物 | E-waste | シップバック |
関連ニュース |
|