環境省は、「風力・地熱発電に係る地域主導型の戦略的適地抽出手法の構築事業」に係るモデル地域を公募すると発表した(公募期間:平成28年2月3日~3月3日)。同省では、地域(地方公共団体)の主導により、先行利用者との調整や各種規制手続の事前調整等を図り、また、必要な環境情報の収集等によりそれらと一体的に環境影響評価手続を進めることで、環境配慮と事業者の事業計画の推進の両面から「風力発電等の適地」を抽出する手法の構築を目指すこととしている。今回、同事業の一環として、実際に地熱発電又は風力発電の適地抽出を実践するモデル地域を地方公共団体から公募する。モデル地域では、地方公共団体が主導して以下を実施することとなる。1)地域の環境特性や法規制等に関する既存情報の収集、2)追加的な環境調査の実施、3)フィージビリティの検証、4)適地抽出に係る有識者からの意見聴取、5)関係者・関係機関との調整、6)環境配慮の検討、7)適地の抽出。