三洋電機(株)と新日本石油(株)は、2009年1月23日付で薄膜太陽電池合弁会社「三洋ENEOSソーラー株式会社」を設立したと発表した。薄膜太陽電池は、最も安価なコストの実現が見込まれる太陽電池であり、低炭素社会に向けて太陽光発電の積極的導入の動きが活発化しつつあるなか、今後急速に市場が拡大することが期待されている。新合弁会社は、三洋電機がこれまで培ってきた世界最高水準の変換効率を誇る太陽電池要素技術及び薄膜太陽電池の基礎技術と、新日本石油が持つ石油精製や化学品製造で培ってきたガスの原材料技術、大規模な太陽光発電の有望市場と目される中東産油国との信頼関係等、両社の強みを結集。今後、早期事業化を図り、高性能で信頼性のある製品を市場に供給することで、急拡大が見込まれる薄膜太陽電池における世界のリーディングカンパニーを目指すという。